こんにちは!耕す太郎です。
「桃太郎」
改めて紹介するまでもなく、有名な昔話の一つです。
もしかしたら、これは大人だけの話かもしれません。
「桃太郎」や「浦島太郎」など、話の内容を知らない子ども達が増えているようなんです。
「桃太郎」は昔話の主人公ではなく携帯電話のCMの人なんです。
もちろんCMが悪いわけではないですよ。昔話に触れる機会が減ってきているだけのようです。
というわけで、せめて我が家の子どもには聞かせようと思い、桃太郎について調べたわけです。
普通に読めば良いのに、とりあえず調べてみたくなる耕す太郎。
そしたら発祥の地が複数出てくるわけですよ。
岡山説、山梨説、愛知説など、、。
はい、ストップ。
「桃太郎」のことをもっとお伝えしたいのですが、ここは「日本酒」のブログなので!
はい!どん!
「日本酒」もあるんです!
そう!
発祥の地!
少し「桃太郎」と違うところは、発祥の地の主張がテーマとして分けられているところです。
以前の記事で取り上げた酒の神様「クスノカミ」が祀られている島根県。
ここは「古事記」や「出雲国風土記」に酒の記述があるため、「お酒」自体の出自として「日本酒発祥の地」を掲げています。
兵庫県伊丹市。
下り諸白として江戸での販売ルートを開拓し、多くを世に広めた功績から「日本酒発祥の地」を掲げております。
最後にご紹介するのは奈良県にある正暦寺。
室町時代に入ると、朝廷主導での酒造りから寺院での酒造りに移ります。
正暦寺では15世紀半ばに造った日本酒が販売されていたという記録が残っています。
「御酒之日記」という古文書には造り方が書かれていて、蒸し米、麹の配合、三段仕込み、火入れなど今も使われる技術が詳細に明記されているのです。
ここで日本酒造りの基礎が生まれた事から「日本酒発祥の地」を掲げています。
テーマは違えど、どこの地域の主張も納得のいくものばかりで、どこか一つとはいきません。
子ども達に「桃太郎」の話をしたあと、発祥の地の話でもしてみようかと思いましたが、やめます。
話が長くなって嫌われそうというのもありますが、もう一つ理由があります。
どこかで子ども達が「桃太郎」の話に触れた時、思い出して欲しいのは発祥の地ではありません。
「お父さんが教えてくれたお話だ」
そう、これで充分です。
おしまい。